健康長生きとアルブミン

敬老の日におじいちゃんおばあちゃんに贈る言葉といえば、「おめでとう」「いつもありがとう」そして「いつまでも元気でいてね」ですね。
「いつまでも健康に過ごしてもらいたい」そんな思いを込めたプレゼント選びはいかがでしょう?

年を取ってくると、食は細くなり、食欲を感じづらくなってきます。肉や魚よりも、あっさりした粗食を好む人も多いと思います。しかしながら健康寿命を延ばすためには、しっかりタンパク質をとる必要があることがわかってきています。人間の身体を構成しているたんぱく質は常に不変というわけではなく、分解と合成を繰り返しています。そして体内でのタンパク質合成機能は、加齢とともに低下していくのです。

タンパク質がたりているかどうか、老化が進んでいないかどうかを測定する指標として、アルブミンが注目されています。アルブミン値の高い人ほど長生きする傾向にあるということです。アルブミンは、肉や魚などに含まれるたんぱく質をもとに肝臓で作られます。

高齢者の食事では、魚や野菜・根菜に比べて肉類の摂取が少なくなりがちです。意識的に、肉(たんぱく質)を多くとらないと、アルブミンは減少していきます。いつまでも健康で、医療・介護に依存することなく暮らしてもらうために、タンパク質をたっぷり含んだ美味しいものを食べてもらいましょう。