「放置竹林」を「竹財」に!SDGsプロジェクト始動!

皆さんは、「放置竹林」という言葉をご存知ですか?

放置竹林とは、もともとはたけのこ栽培のためなどに植えられた竹林が管理されなくなり、放置されてしまったものです。
加えて、竹は生活に欠かせない大切な資源でしたが、山や畑を手入れする人の減少やプラスチック製品の増加により利用機会が減ってきているのです。

大五通商が本社を置く静岡市も「放置竹林」が増加しています。

大五通商では、静岡市環境局ご協力のもと、竹林整備を希望されている持ち主の許諾を取り、放置竹林を伐採、また伐採から出た「竹材」を利用し商品化するプロジェクトを推進しています。

厄介者扱いされる放置竹林を地域資源へと生まれ変わらせ、伐採した竹を「竹財」として利用する方法は生まれるのでしょうか?

「竹」はSDGsの優等生!

放置竹林として問題視されている竹ですが、実はSDGsの優等生!生活の中で様々なシーンで活躍しています。

例えば料理に欠かせない菜箸。これも竹で作られた菜箸が一般的です。

昔から利用されてきた家具や日用品はもちろん、最近では竹パウダーにして肥料やぬか床などに活用したり、バイオマス発電に活用したりと、まさにエコでサステナブルな活用が多く見られるようになってきました。

大五通商「竹林整備隊」始動!

今回、訪問したのは、静岡市日本平近くのとある場所。

写真の通り民家に放置竹林が迫っており、このままだと放置竹林による被害が心配されたことから、静岡市環境局から連絡をいただき一部迫ってきている放置竹林の伐採にご協力する運びとなりました。

民家まで放置竹林が迫っています。

竹にもいくつかの品種がありますが、今回は「竹材」を利用し、商品化するプロジェクトも兼ねたプロジェクトということもあり、真竹(まだけ)の放置竹林の伐採です。

真竹は、孟宗竹よりも細くて小ぶりで、竹の節にある輪が2つあります。よくしなるうえ、青々と美しいことから、竹細工にもよく使われます。

大五通商の有志で結成された「竹林整備隊」が伐採にあたりました。

こちらが伐採作業後の、竹林。だいぶスッキリとしました。

「竹材」を利用し商品化を検討

今回の目的は「放置竹林」を「竹財」に替えること。

伐採から出た「竹材」を利用し商品化するプロジェクトを推進していく予定です。

伐採した真竹。使えそうな太さの竹だけを選定します。

一節ごとに切断します。かたいので電動のこぎりでは重労働です!

はたして、どんな商品化が検討できるのでしょうか。

随時ブログでお伝えしていきます。

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