ぶどうの郷 山梨県勝沼の【シャインマスカット】を訪ねて(2021年5月26日)

ぶどうは花が咲くタイミングが1週間程に集中するとのことで、なかなか見る機会がないシャインマスカットの花を見に勝沼に行ってきました。

山梨県におけるブドウ栽培の歴史は非常に古く、奈良時代までさかのぼるそうです。勝沼地区は全国的に見ても降雨量が非常に少なく昼夜の寒暖差が大きい山間地であることから、ブドウの栽培に非常に適しているそうです。また、ぶどう産地として知られる山梨県・甲府盆地の中でも、勝沼地区は特に土壌が「ぶどう栽培」に向いているといわれ、ぶどう農家の方によると「ぶどうは断然勝沼、桃なら隣の笛吹」が良いそうです。

今回訪問したのはハウス型のぶどう畑です。ぶどうは屋外で栽培する「路地物」と、畑全体をビニールハウスで覆った「ハウス物」とがあります。水分が少ない方がうま味や甘さが凝縮するそうで、高品質なぶどうを求めるなら自然の雨に左右されない「ハウス物」が断然お勧め。今回訪問させていただいたのは、ハウス栽培のシャインマスカットの畑です。

これがシャインマスカットの花です。つぼみが割れて中から6本の花弁が開きます。
想像していた花とは全く違う形で驚きました。

今回訪問したもう一つの理由が、今の時期、ぶどう農家の皆さんにとって一番大変な作業があるということで、その作業を見せて頂きました。

ぶどうの花房がこのようにあります。そのまま全ての粒を残すと栄養が行き渡らず小粒になって味も薄くなってしまうため、1房1房手作業で「花切り」という作業を行います。こうすることで、1粒1粒が大きく膨らみ、うま味の詰まったぶどうになります。花房が近くに複数あって、そのまま大きくなると重なったり、ぶつかってしまいそうな場合、形が良く育ちそうな方を選んで花房ごと切り取っていきます。

山梨勝沼産・ハウス栽培の『シャインマスカット』は、9月頃から販売予定です。

今後もぶどうの成長具合をお届けしていきます。

⇒その後のシャインマスカットの様子はこちら(2021年7月14日)

お知らせ新着記事

ブログ新着記事

よく読まれている記事

ブログカテゴリー

ブログタグ一覧