うなぎは縄文時代から食べられていたらしい!?

ウナギ大好きな日本人。

ウナギを食べる国は結構ありますが、開いて骨を取って串を打って焼く、いわゆる蒲焼スタイルで食べるのは日本だけだそうです。
「ウナギの蒲焼」は日本独自の伝統料理なんですね。

では、日本人はいつからウナギを食べていたのでしょうか。

加曽利貝塚

▲世界でも最大規模の貝塚「加曽利貝塚」(千葉県)

答えは、最低でも縄文時代から。

約5000年前の遺跡(貝塚)から、ウナギの骨が出土しているそうです。
うなぎの回遊経路となっている黒潮が流れる太平洋岸、特に東京湾や仙台湾の周辺の遺跡から見つかっています。
もしかしたら、まだ見つかっていないだけで、もっと昔から食べられていたのかも…?
川で獲れる栄養価の高いウナギは、古代から日本人にとって、身近で重要な食資源だったんですね。

縄文時代というと、狩猟採集を中心とした原始的な生活を想像する人が多いかもしれませんが、実はかなり高度な文明だったそうです。
栗を栽培したり、クッキーやパン、果実酒も作っていたとか。
なんとハンバーグも!日本人の食にかける情熱はすごいものがありますが、縄文時代からグルメだったのかも。

豊かな生活を送っていた縄文時代の人は、ウナギをどのように調理して食べていたのでしょうか。
ウナギの蒲焼を食べながら、そんな想像をしてみるのも楽しいかもしれません。

10月24日は、秋の土用の丑の日!

うなぎの蒲焼

うなぎの旬は、実は秋から冬にかけて。冬を越すために栄養を蓄えるので、身が柔らかになり脂がのってくるんです。
朝晩の冷え込みが厳しくなり始めるこの季節、栄養たっぷりなウナギを食べて、健康に冬を過ごしたいですね。

 

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