静岡県のお茶の基礎知識 歴史③

静岡茶の始まり「茶祖・聖一国師」 #2

建仁2年10月15日(1202年11月1日)円爾は静岡市内を流れる藁科川の上流、現在の静岡市葵区栃沢に生まれました。

標高400メートル、静岡市街地から車で40分ほどかかる山間の地です。

(写真説明)栃沢の聖一国師生家そばの生誕碑。毎年4月のお祭りに合わせ法要が営まれる。

(写真説明)生家である米澤家には聖一国師の生母と、国師のお墓が伝わっており、命日や水汲みの儀の折には臨済寺(静岡)、東福寺(京都)、承天寺(博多)などから僧侶がお参りされている。

幼時より英才の誉れ高く、早くから久能山久能寺で学び、その後、三井寺(園城寺)や東大寺、鎌倉の寿福寺などで学んだ後、1235年、南宋(当時の中国)に渡航し、無準師範から臨済禅を学び、その法を嗣ぐことを許されます。

(写真説明)聖一国師生家近くの茶園「山水園」の被覆された茶畑。栃沢を含む大川地区は、銘茶の産地として知られており、全国新茶品評会の上位に入賞する茶園、農家が多い。

円爾と聞いてもピンとこない方もいるかもしれませんが、博多の承天寺、京都の東福寺を開山した偉いお坊様と聞けば、「ああ!」とお分かりになる方も多いのではないでしょうか。

円爾は茶祖と呼ばれていますが、実はお茶以外でも「祖」と呼ばれています。「静岡のお茶」の話とは少し離れてしまいますが、次回は「なんの祖なのか?」お話したいと思います。

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