- 2018.08.03
- 静岡の「食」
静岡県のお茶の基礎知識 歴史①
静岡県は茶畑の広さ、お茶の生産量ともに日本一!
全国の茶畑のうち40%が静岡県で、2位の鹿児島県は20%。その差は2倍もあります。(農水省・平成29年資料)
■静岡県の中西部、島田市・牧之原市・菊川市にまたがる牧之原台地の上に広がる「牧之原大茶園」。深蒸し茶の発祥地。明治維新後、旧幕臣が多く入植し茶園を開墾。現在の大茶園が形成されました。陽当たりが良く、大きく厚みのある葉が育つことから、深蒸し茶に適している。
ただ、生葉の収穫量を見ると、1位の静岡県が全体の38%、2位の鹿児島県が35%と、わずか3%しか差がありません。これは、鹿児島県の単位面積当たりの生産量が、静岡の約2倍ということになります。
■急な斜面に広がる茶畑。山の茶園は朝夕の寒暖の差が大きいため、風味のしっかりしたお茶になります。葉は小さく厚さも薄いため、浅蒸しの煎茶に仕上げられます。透明感のある水色がとても美しい。静岡県のお茶栽培は、安倍川流域の山間地から広がっていきました。
実は、静岡県では二番茶までの収穫が多いのですが、鹿児島県では三番茶・四番茶、秋冬番茶と長く収穫作業を行います。半分の茶畑面積なのに、生産量がほぼ同じなのはこうした理由があります。(歴史②につづく)
牧之原産の最高級碾茶からじっくり抽出した美味しいボトルティ。
渋味や苦みを感じない濃厚な旨味をぜひ味わっていただきたい。
1本の富嶽之雫に、何とペットボトル33本分の茶葉を使用。
お菓子の付かない6,800円の商品もございます。
高級ボトルティの最高峰。牧之原産の深蒸し茶を贅沢に使用。
特殊製法でじっくり10時間かけて抽出しています。