母の日ギフトの「干し芋」。とってもお薦めです!

ここ数年、干し芋が人気です。実はこの干し芋という食品は、静岡県の御前崎地方が発祥の地と言われています。言い伝えでは、御前崎沖の海の難所で難破した薩摩(鹿児島)の船を、村人たちが救助し、そのお礼にサツマイモの栽培法を教えてもらったそうです。

御前崎というと「御前崎の灯台」が有名です。昭和の名作映画、木下惠介監督の『喜びも悲しみも幾歳月』(1957年・松竹)の舞台となったのがこの灯台です。テレビドラマも1965年版、1972年版、1976年版と、なんと3回もシリーズ化、制作されています。

上の写真は灯台のデッキから撮影したものです。ご覧いただくと分かる通り、潮の流れも速く、航路を外れると岩礁が隠れていて大変危険。また、冬になると「遠州のからっ風」と呼ばれる強風が海から吹き付け、航海はさらに困難になったはずです。江戸時代に薩摩の船が難破したのもうなずけます。

難破した船からの救助のお礼として、薩摩の人たちから伝えられたサツマイモ。御前崎は水はけのよい土壌で、サツマイモの栽培に適していました。御前崎の人たちは、このサツマイモを保存食にできないかと試行錯誤を重ね、やがて蒸かしたサツマイモを薄くスライスし、冬のからっ風で天日干しさせる「干し芋」の製法を開発しました。

今回、母の日用にご用意した干し芋は、御前崎で栽培・加工されたもので、昔ながらの天日干しでじっくり熟成させた粉吹き干し芋です。この真っ白な粉はサツマイモの自然な糖分。サラリとした粉の甘さと、お芋から湧き出る甘さが合わさり、ビックリするほどの甘さを楽しんでいただけます。

干し芋は冬の食品のイメージでしたが、今は自然派の優しいスイーツとして、1年中楽しんでいただけるようになりました。母の日の贈り物にピッタリ!体に優しい無添加スーツ。お薦めです。

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